
ハムスターは小さく愛らしい存在ですが、寿命は2~3年ほどと短い傾向があります。
元気いっぱいに走り回っていたハムスターが突然静かに息を引き取ると、飼い主にとっては大きな喪失感を味わうでしょう。
しかし、万が一ハムスターが動かなくなったら本当に死亡しているのか、それとも「疑似冬眠」なのかをしっかり確認する必要があります。
本記事では、ハムスターが死んでしまったかどうかの確認方法や、万一のときに飼い主が行うべき手順、埋葬方法などを詳しく解説します。
最期のお世話や送り出し方を知っておくことで、深い悲しみのなかでも大切なペットに適切な対応をしてあげられるでしょう。
↑お問い合わせはこちらのバナーをクリック↑
ハムスターが死んでしまったと決めつける前に
ハムスターが全く動かなくなったとしても、ただちに「死んだ」と決めつけるのは時期尚早な場合があります。
特に気温が低い時期やケージ周辺の温度管理が不十分なときは「疑似冬眠」の可能性があるからです。
ハムスターは体温低下などの要因で擬似的な冬眠状態に入ることがあります。
いわゆる冬眠状態になると、呼吸や心拍数が極端に低下し、ほとんど動かなくなり、まるで亡くなっているかのように見えるのが特徴です。
判断を誤って遺体として処理をしてしまわないように、まずは適切な温度でしばらく様子を見てから判断することが大切です。
ハムスターが死亡したかどうかを確認する際の手順
ハムスターが動かない、呼吸が感じられないなどの状態を目の当たりにしたら、以下の手順で本当に死亡しているのかを確認するのが望ましいです。
部屋を暖める
まずは、ハムスターの体温を奪われる原因になりそうな環境を改善します。
部屋全体の温度を20~25℃程度に保つようにし、冷え込みが激しいときはエアコンやヒーターを使って暖かさを確保します。
これにより、疑似冬眠状態であれば、温度が上がることで目を覚ます可能性があります。
呼吸しているか確認し、手で温める
ハムスターの胸やお腹をよく観察し、かすかな呼吸や動きがないか確認します。
もし微かな呼吸があるようなら、疑似冬眠の可能性が高いため、手でやさしく包むようにして温めてあげてください。
強く揺らすことは負担が大きいので、あくまでもそっと保温して体力の消耗を防ぎます。
タオルで包んだカイロやヒーターで温める
直接カイロを当てると低温やけどのリスクがあるため、タオルで包むなどして適度な距離を保ちながら温めます。
小動物用のヒーターがあれば、それを利用しても良いでしょう。
ハムスターの様子を見ながら、体温が徐々に戻ってくるか確認します。
経過観察する
20~30分程度観察しても反応や体温の回復が見られず、呼吸や心拍も確認できない場合は死亡している可能性が高いです。
一方、目を覚ましたり、動きが復活したりした場合は疑似冬眠からの復帰と考えられます。
その場合は気温管理をしっかりと行い、再度低体温にならないように注意が必要です。
ハムスターが死んだら行うこと
もしハムスターが本当に死亡していると確信した場合、以下の手順を踏んで最期を看取ってあげてください。
遺体を整えて安置する
まずは以下の対応を行ってください。
- ・ハムスターをやさしくケージから取り出す
- ・体液が漏れている場合はやわらかいペーパーやタオルでそっと拭き取る
- ・清潔な箱やケースを用意し、タオルや布を敷いて遺体を安置する
- ・遺体を入れるときは体を伸ばしたり曲げたりせず、自然な姿勢で置く
清潔にする
遺体を綺麗にするためには、以下の点に注意します。
- ・コットンやウエットティッシュなどで体表をやさしく拭き取る
- ・血液や体液がついている場合は急ぎ拭き取る
- ・体を傷つけないように丁寧に扱う
遺体を保冷剤で冷やす
小動物は腐敗が進みやすいため、遺体を長時間放置すると臭いや虫の発生リスクがあります。
埋葬や火葬まで時間が空く場合、保冷剤やドライアイスを使って冷やすのがおすすめです。
保冷しすぎると遺体が凍ってしまうことがあるため、適度な温度管理を心がけつつ数時間単位で様子を確認します。
ペットの火葬業者に依頼する
ハムスターの遺体を最期まで丁寧に扱いたいなら、ペット火葬業者に依頼する方法が最適です。
専用の火葬車で訪問してもらう出張火葬や、ペット霊園での立会い火葬など、さまざまなプランがあります。
火葬後は遺骨として手元に残すことができ、メモリアルグッズを作成できるのも利点です。
業者によって料金やサービス内容が異なるため、事前に比較検討することをおすすめします。
ハムスターの埋葬方法
ハムスターをどのように送り出すかは飼い主によって異なります。
以下に、主な埋葬・火葬の方法を紹介します。
各自治体のルールや法律を確認したうえで、適切な方法を選ぶようにしてください。
ペット霊園で火葬する
ペット専門の霊園では、個別火葬や合同火葬、立会い火葬などさまざまなサービスを用意しています。
個別火葬なら遺骨が返却され、自宅に持ち帰ることができます。
火葬後にはお墓や納骨堂を利用できる場合もあるため、ハムスターを手厚く弔いたいと考える飼い主に人気です。
訪問火葬車で火葬する
訪問火葬車は指定した場所まで火葬車が来てくれるため、自宅近くで火葬を行いたい方に便利です。
時間や場所の制約はあるものの、外出が困難な場合や遠方の霊園に足を運ぶのが難しいときに重宝します。
訪問火葬業者のサービス内容や料金体系を事前に確認することが大切です。
自治体で火葬する
地域によっては自治体が小動物の焼却を行っている場合があります。
費用が抑えられる場合が多いものの、個別対応ではなく他の動物とまとめて火葬され、遺骨が返却されないこともあるため注意が必要です。
自治体のホームページや環境保全課などに問い合わせて詳細を確認してください。
プランターに埋葬する
一部の飼い主は、ハムスターの遺体を小さなプランターに埋めて植物を育てる方法を選ぶことがあります。
マンションなどで庭がない場合や、自宅敷地に埋葬できない場合に検討されることが多いです。
ただしマンションの規約や自治体のルールを確認し、衛生面の配慮を怠らないようにします。
自宅の庭に埋葬する
一戸建ての自宅に庭がある場合、庭に埋葬してお墓を作るという選択肢もあります。
深さを十分に確保し、他の動物や害虫に掘り返されないように注意することが重要です。
土に還るという自然なかたちでの供養を希望する飼い主には適した方法ですが、賃貸物件の場合は原則としてNGです。
やってはいけないハムスターの埋葬方法とは?
ハムスターの埋葬で気をつけたいのが、法律やモラルに反する方法で処理することです。
以下の方法は違法または周囲に迷惑をかける可能性が高いため、避けなければなりません。
公園に埋める
公園は公共の場所であり、ペットを勝手に埋葬すると不法投棄に該当するケースがあります。
管理者に許可を取らない埋葬は迷惑行為です。
海に放流する
海に遺体を投棄すると環境問題や衛生面でのリスクが高まります。
日本では法律で遺体を勝手に海に捨てる行為は原則禁止されています。
山に埋める
山林や河川敷などの自然公園も公共地となるため、ペットの遺体を無断で埋葬すると不法投棄として処罰される可能性があります。
川や池に放流する
遺体を水場へ放流する行為は環境破壊や感染症のリスクを招く恐れがあり、非常に危険です。
モラルにも反するため、厳禁です。
トイレに流す
トイレに流すと詰まりの原因になり、衛生面でも問題が発生します。
下水処理では対処できないこともあり、設備の故障にもつながりかねません。
賃貸の戸建てやマンション、アパートの庭に埋める
賃貸物件の敷地は自分の所有地ではありません。
勝手に埋葬すると契約違反や不法行為となる場合があるため、賃貸契約書を読み返し、オーナーに確認することが必須です。
ハムスターが死んだと思ったらまず冷静に状態を確認しよう
ハムスターが動かない、呼吸をしていないなどの症状があっても、疑似冬眠の可能性があるため、直ちに死亡だと判断しないように注意が必要です。
部屋を暖めたり、タオルで包んだカイロやヒーターで温めたりして、経過を観察することで確認ができます。
そのうえで本当に死亡している場合は、体を綺麗にして安置し、自治体のルールや火葬業者を利用して弔うのが基本的な流れです。
適切な方法で見送ることは、大切な家族であるハムスターへの最後の愛情表現でもあります。
ぜひ今回の情報を参考に、状況や希望に合った手段を選んであげてください。
板橋区でのペット葬儀や草加市でのペット葬儀をお考えの方は、ぜひなんさいがーでんにご相談ください。
愛猫やご家族にとって最善の葬儀・火葬を一緒に考え、ご提案させていただきます。
地域によっては訪問も可能なので、ご利用を検討されている方は訪問対応エリアをご確認ください。
↑お問い合わせはこちらのバナーをクリック↑
なんさいがーでんの看板猫

そら
看板猫兼店長
なんさいがーでんの看板猫兼店長をしている「そら」。
店長を任され早3年、大切なペットとのお別れをしに来られた飼い主様の心の拠り所になっている。
-
千葉県 全域対応
<主な訪問対応エリア>
野田市|流山市|柏市|松戸市|市川市|鎌ヶ谷市|浦安市 -
群馬県 全域対応
<主な訪問対応エリア>
館林市|太田市|板倉町|昭和町|千代田町|大泉町|明和町|邑楽町|太田市 -
神奈川県 全域対応
<主な訪問対応エリア>
相模原市|川崎市|横浜市|愛甲郡|中郡|座間市|厚木市|綾瀬市|伊勢原市|海老名市|鎌倉市|秦野市|平塚市
藤沢市|大和市|高座郡寒川町 -