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ペットの土葬できる?土葬の方法や注意点を解説

公開日 2024.04.18 更新日 2024.05.01

大切なペットが亡くなってもそばにいたいという気持ちから、土葬を選ぶ方もいるかもしれません。

しかし、土葬は事前に知っておくべきことが多い方法です。

この記事では、ペットの土葬が可能な場所や、事前に行うべきこと、必要なもの、手順、そして注意点について解説します。
土葬を選択することで、自然に還す穏やかな方法として、愛するペットへの敬意を表現できます。

しかし、法的な規制や将来の土地利用計画など、考慮すべき点も多くあります。

この記事を読んで、土葬だけでなく、火葬の選択肢も含め、ペットとのお別れの仕方について責任を持って検討しましょう。

ペットの土葬はできるのか

ペットの土葬は、私有地の場合に限定して可能ですが、私有地だとしても場所選びには注意が必要です。

「廃棄物の処理および清掃に関する法律」により、ペットのご遺体も一般廃棄物扱いとされ、不適切な土葬は法律違反になってしまいます

とくに公共の場所や他人の土地での土葬は厳禁です。

水源や畑の近くでの土葬も避けるべきでしょう。

適切な場所を選び、将来もその場所がご遺体を安置するのに適しているかを検討することが大切です。

土葬は、愛するペットを自然に還す方法の1つとして、責任ある行動が求められます。

ペットを土葬する前にするべきこと

ペットを土葬する前に、飼い主がすべきことがあります。

まず、ペットが実際に亡くなったことを確認しましょう。

死亡が確認できたら、エンゼルケアを行い、ペットのご遺体を清潔に保ちます。

これには、体液が漏れ出ないよう口や鼻、肛門にガーゼや綿を当てる作業も含まれます。

また、ご遺体が硬直する前に、足を軽く曲げて自然な姿勢に整えることも大切です。

これは、土葬の際に必要なスペースを最小限に抑えるためです。

ご遺体の保管については、腐敗を遅らせるために、冷却処置を施し、直射日光の当たらない場所に安置することが望ましいです

これらの手順を適切に行うことで、ペットを尊重し、土葬に適した状態に保てます。

関連記事:ペットが亡くなってしまったとき、まずやるべきことから供養するまでを解説

ペットの土葬の際に準備するもの

ペットの土葬には、シャベルやスコップといった掘削道具が必要です。

ご遺体を包むための天然素材のタオルや手ぬぐいも準備しましょう。

石灰は、分解を助け殺菌・防臭効果があり、ペットの体重に応じて用意することが重要です。

腐葉土でも代用可能ですが、石灰が望ましいでしょう。

作業中の手保護のために軍手を、そしてペットの記憶を残すモニュメントや植物の苗を用意すると良いです。

これらのアイテムを用意することで、ペットを自然に還す過程において、適切な手順を踏むことができます。

ペットを土葬する手順

ペットの土葬を行う手順は、まず適切な場所に深さ1〜2メートルの穴を掘ることから始まります。

この際、ペットの大きさに応じて穴の大きさを調整し、前もって水をまいて土を柔らかくしておくと掘りやすいです。

次に、掘った穴の底には石灰を敷き詰めます。石灰は分解を促進し、臭いの発生を抑える効果があります。

ペットのご遺体は、可能であれば天然素材の布で包んでから穴に置き、上からさらに石灰をかけてください。

その後、穴を土で覆い、最終的にモニュメントや植物を植えてペットの眠る場所を明確にします。

化学物質を含む物は避け、ペットが自然に還るのを妨げないよう配慮しましょう。

この手順を踏むことで、ペットを丁寧に土へ還せます。

ペットを自宅で土葬する際の注意点

ペットを自宅で土葬する際は、いくつかの注意点があります。

ペットとの別れは心が痛むものですが、土葬を選んだ場合は以下の点に注意してください。

土に還るには時間を要する

ペットのご遺体が完全に土に還るまでには、数年から数十年という長い期間が必要です。

大型のペットの場合は、その時間はさらに長くなる可能性が高いです。

長期間ペットの墓地を維持することは、飼い主にとって精神的な負担となることも考えておく必要があります。

また、土地の利用計画が変更された場合、予期せぬ墓地の移動が必要になることも考えられるので注意してください。

ペットを土葬する際は、将来の土地利用の計画も考慮に入れ、ペットとの思い出を大切にしつつ、実用的な観点からも慎重に決定することが重要です。

異臭や虫が発生する可能性がある

ペットの土葬を選択する場合、異臭や害虫の発生は避けられないリスクです。

蒸し暑い季節には、土中の分解プロセスが加速し、それに伴って不快な臭いや虫が発生しやすくなるでしょう。

これらの問題は、近隣住民とのトラブルの原因となる可能性が高いです。

このような問題を最小限に抑えるためには、適切な深さにペットを土葬すること、または石灰などの消臭・分解を助ける物質を使用することが効果的です。

常に周辺住民への配慮を忘れずに行動しましょう。

野生動物に荒らされないようにする

自宅でペットを土葬する場合、野生動物によって墓が掘り返されるリスクがあります。

これを防ぐためには、ご遺体を埋める穴を十分に深く掘りましょう。

また、重い石を墓の上に置くなどして、野生動物が簡単に掘り返せないような工夫をすることがおすすめです。

さらに、定期的に墓地の様子を確認し、何らかの異変が見られた場合は迅速に対応することが大切です。

愛するペットが安らかに眠れるよう、最善の注意を払いましょう。

ペットを土葬するメリット

ペットを自宅で土葬することには、多くのメリットがあります。

まず、亡くなったペットを自宅の庭など、身近な場所に埋葬することで、飼い主はいつでもペットのそばにいられます。

これにより、ペットへの思い出を常に心の近くに留めることが可能になり、悲しみの癒やしにつながるでしょう。

また、ペットの土葬は費用を節約できる点も大きなメリットです。

ペット霊園の使用や火葬には、多額の費用が発生しますが、自宅での土葬では、穴を掘る労力と、もし必要であれば石灰や木炭を購入する程度の出費で済みます。

ペットを土葬するデメリット

ペットを自宅で土葬する際、将来の引越しや土地の売却が困難になる可能性が高いです。

ご遺体が土に完全に還るまで、数年から数十年を要するためです。

この期間中に住宅売却や引越しを考えると、ご遺体を移動させる必要が出てきます。

また、土葬地を新所有者が掘り返すと、ペットのご遺体が発見されるリスクもあるので注意しましょう。

これは、双方にとって心理的な負担になり得ます。

土葬を選ぶ際は、将来のことも考えて慎重に判断することが重要です。

ペットの土葬後の供養

ペットを土葬した後、心を込めて供養することは、ペットへの最後の敬意として重要です。

特定の宗教的儀式に縛られることなく、飼い主自身の感情に従って、ペットを偲び、供養できます。

たとえば、土葬地に小さな石碑を立てる、花を添える、あるいは季節ごとにペットが好きだった食べ物を供えるなど、さまざまな方法が考えられます。重要なのは、ペットとの絆を心から大切にし、その思い出を永遠に保ち続けることです。

定期的に供養を行うことで、ペットとのつながりを感じ、飼い主自身の心の安らぎを見つけることができるでしょう。

ペットの土葬が難しい場合は火葬して見送ろう

土葬が適さない状況では、ペットの火葬が良い選択肢です。

自治体や専門業者に依頼することで、合法的かつ尊厳ある方法でペットを見送ることが可能です。

火葬により、土葬時に心配される害虫の発生や悪臭の問題を避けられます。

さらに、遺骨を自宅に保管する手元供養や、霊園・納骨堂への納骨、自然に還すための散骨など、さまざまな供養方法を選択できるメリットもあります。

ペットの大きさや飼い主の希望に応じた火葬プランが用意されており、ペットとの別れをより心に残るものにできるでしょう。

関連記事:ペット火葬業者の選び方で注意すべきポイントは?民営・公営も比較

ペットを火葬する際の葬儀方法

ペットを火葬する際の葬儀方法には、主に3つのプランがあります。

それぞれの特徴を理解し、ペットとの最後の時間をどのように過ごしたいかによって選択しましょう。

合同火葬

合同火葬は、経済的な理由から選ばれることの多いペット火葬の方法です。

このプランでは、複数のペットが一緒に火葬され、その結果、遺骨は他の動物と混ざり合ってしまいます。

そのため、飼い主がペットの遺骨を個別に受け取ることはできません。

代わりに、すべての遺骨は火葬業者によって管理される共同の墓地へと安置されます。

費用を抑えたいが、それでいてペットに対する最後の敬意を表したいと考える飼い主にとって、合同火葬は妥当な選択肢となるでしょう。

関連記事:ペットの合同火葬とは?葬儀のメリット・デメリットや費用について解説

個別一任火葬

個別一任火葬は、ペットごとに別々に行われる火葬サービスです。

この方法では、火葬の全過程を専門業者が行い、飼い主の立ち会いは不要です。飼い主の要望に応じて、遺骨を自宅に持ち帰り、個人的に供養できます。

忙しい日常や心の準備が整わない中でも、ペットへの敬意を表しながら最後の別れを尊重できる選択肢です。

自宅での静かな供養を希望する飼い主にとって、理想的な方法と言えるでしょう。

個別立会火葬

個別立会火葬は、ペットの最後の時を家族が見届けられる方法です。

この火葬方法では、飼い主が直接火葬に立ち会い、ペットの火葬を見届けます。

火葬後、遺骨を丁寧に収集し、希望であれば自宅に持ち帰って供養できます。

この方法は、ペットへの最後の敬意を表し、ゆっくりと別れを受け入れたい家族にとって、最も心に残る選択肢です。

費用面では他のオプションよりも高くなる可能性がありますが、ペットとの絆を形として残す価値は計り知れません。

愛犬が亡くなった際には自治体に届け出が必要

愛犬が亡くなった際には、飼い主の責任として自治体にその旨を届け出る必要があります。

犬を飼う際には、狂犬病予防法に基づき、自治体への登録と狂犬病の予防接種が義務付けられています。

そのため、愛犬が亡くなったことを自治体に報告しないと、犬が生存しているとみなされ、予防接種の通知が届き続けてしまうので注意しましょう。

届け出は愛犬が亡くなってから30日以内に行うのが一般的で、多くの自治体では死亡届を提出することで手続きが完了します。

この手続きを怠ると、狂犬病予防法に違反したとみなされる可能性があるため、愛犬が安らかに旅立った後も、法的な責任を果たすことが大切です。

土葬ではなく火葬を検討してみるのも良いでしょう

ペットを土葬する際に準備すべきこと、必要なもの、手順などについてご紹介しました。

土葬する際に注意すべきことなどご理解いただけたかと思います。

土葬を選択することで、法的規制や将来の土地利用を考慮し、異臭や害虫の問題、野生動物による掘り返しを防ぐなどの配慮が大変です。

さいたま市のペット火葬ならなんさいがーでんにおまかせください。土葬ではなく合同火葬をはじめとするさまざまな火葬方法に対応しています。

心からのご供養をお手伝いさせていただいているので、大切なペットを気持ち良く送り出す方法を検討している方や、困ったことがある方は、ぜひご相談ください。